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1960年代のブームに続いて、第二次声優ブームが起きたのは、1970年代後半から1980年代前半と言われています。いわゆるアニメブームでもあり「宇宙戦艦ヤマト」や「機動戦士ガンダム」のブームとほぼ同時期になります。


別の言い方をすれば、ロボットアニメに登場する「美青年ブーム」と言えるほど、男性声優の人気が高まったものとも言えます。いわゆる「アイドル声優」という言葉は、この時期に生まれたものであると言われています。


男性声優で、当時絶大的に人気を集めていたのが、神谷明さん・曽我部和行さん・古川登志夫さん・野島昭生さん・古谷徹さんなどによって、結成されたバンド「スラップスティック」です。この方たちの人気により、「声優」という言葉が、世間一般に定着していったのです。


「アイドル声優」の原点は、「アニメージュ」の創刊時の編集長をされてた、尾形英夫氏の方針にあると言われています。また、1980年代後半には、「超獣機神ダンクーガ」からバンド「獣戦機隊」が誕生し、「鎧伝サムライトルーパー」から「NG5」というアイドルグループが独立してユニットを作る形で活動を展開するなど、スラップスティックの影響を受け継いだと見られる声優グループによる活動も活発になり、よく見受けられました。

第三次声優ブーム

1970年代後半のブームに続いて第三次声優ブームは、1990年代なり、この頃のアイドル声優ブームはこれまでで最高潮を迎えています。


1992年から放映された「美少女戦士セーラームーン」に出演し有名となった三石琴乃さんや、久川綾さん、「らんま1/2」に出演していた日高のり子さん、林原めぐみさんなどの女性声優人気が高まりました。その高まりによって女性声優のアイドル化が進みました。


このブームは、第二次声優ブームに対立する極に当たる形となっています。ブームの火付け役として、声優がパーソナリティを務めるラジオ番組も人気を博し、女性声優の発売したCDがオリコンにランクインするといった積み重ねなどが、この第三次声優ブームへと発展していったことに変わりはありません。


そして、1996年から「新世紀エヴァンゲリオン」のブームがきっかけとなり、アニメが、深夜番組への進出が行われるようになりました。

 

アニメ進出によって活躍の場がさらに広がったことにより、ブームは最高潮に達しました。2000年代以降の第四次声優ブームと、ほぼ切れ目なく、いまだに声優ブームは継続されています。

声優の原点

声優の原点となったのは、1925年に日本でラジオ放送が始まった際に、NHKの全身のある社団法人東京放送局が募集したラジオドラマの俳優が、最初ではないかと言われています。


この時代には、テレビの放送もなく、映画もサイレントの無声から声の付いたトーキーへの過度期であったため、声だけの仕事をする俳優は多く、珍しいことではなかったようです。


そして、第一次声優ブームへの道のりとして事が起きたのは、1960年代、洋画のテレビ放送が、増加したために声優の需要が伸びた事で起きたブームでした。


この背景には、1961年に日本の大手映画会社によって、「五社協定」があり、映画会社が協議して取り決めをした結果、テレビでの邦画の放映が少なくなってしまったことにあるといわれています。


増え続ける洋画放映により、吹き替え担当として、俳優専属声優というべき分類が生まれていくことに繋がったのは間違いありません。


例えば、チャールズ・ブロンソンの専属吹き替えの大塚周夫さんですとか、アラン・ドロンの吹き替えで有名な野沢那智さんですとか、「刑事コロンボ」のピーター・フォークと、ジーン・ハックマンの初代専属吹き替えを担当していた故小池朝雄さんなど、「俳優の声=声優の声」と人々に位置づけさせ、強い印象を視聴者に与えていったのです。


洋画の吹き替えから声優としての仕事を始めたベテラン俳優の方も多く、「声優も、俳優の仕事の一つである」と考え、単なる「声優」と呼ばれることをあまり好まない方もいるようです。